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「飲み会」をただの「飲む会」にしない

●はじめに

 勤務先での「飲み会」といっても、親しい同僚との「飲み会」から、新入社員の歓迎会、部長昇進のお祝い会、送別会などなど、「飲み会」の理由も様々です。身銭を切って飲むわけですから、ただ、集まって、飲んで騒ぐだけの「飲む会」にはしたくないものです。

 ●目的をはっきりと

「飲み会」の目的といって、難しくはありません。

会を開く理由そのものが目的なのです。

肝心なのは、会の進行に、この会の目的(開催理由)をどう織り込むかです。歓迎会では、会の始めか中頃に、新入社員の挨拶が行われるのが普通です。

しかし、これでは、目的のための時間はわずかで、大半は、おしゃべり時間に費やされ、新入社員の影も薄いままに散会です。そこで、

1)「新入社員に聞く。わが部署の好きなところ、嫌いなところ」
(嫌いな点は、場に合わない、本人の不利益になると判断したら、削除するか別の質問に変えさせておきます。)

2)「新入社員に聞いてきましたクイズ」(あらかじめ回答をもらっておきます。)

3)「新入りです。10人の質問に答えます。何でも聞いてくださいコーナー」(黙秘カードを3枚持たせる)

といったゲームを通して、新入社員の一端を理解する酒席にしてもよいのではないでしょうか。

 ●会場選びも目的に

 幹事が、一番気を遣う点です。今は、ほとんどのお店が、飲み放題付きのコース料理ですから、予算オーバーの心配がなく、選定も楽です。

まずは、「飲む」と「食べる」のどちらに比重をおくかが大切です。女性が多い職場なら,当然「食べる」方向で検討します。場所は、集まりやすく帰りやすい所を探します。
部屋は、歓迎会は間仕切り程度の個室タイプでも可ですが、お祝いや送別会などは、完全個室で、自由に移動し、交流ができる広さのある部屋を選びます。和洋中華、エスニックと料理も多彩ですが、年齢構成を第一条件に選択します。

 ●おわりに

「乾杯」が終わったら「陽の酒」と「陰の酒」に参加者を分け,次回に備えることが大切です。

上司が「陰の酒」だと面倒になることなどは、また別の機会に譲るとして、
「飲み会」をただの「飲む会」にしない企画を心がけたいものです。